京都精華大学国際マンガ研究センターは、2011年9月14日-15日に韓国漫画映像振興院(KOMACON)と協同で、第3回国際学術会議「マンガの社会性—経済主義を超えて—」を韓国で開催した(パンフレットPDF)。その発表原稿が京都精華大学国際マンガ研究センターのホームページからダウンロードできるようになっている。

これは、2009年に京都で開かれた第1回(「世界のコミックスとコミックスの世界—グローバルなマンガ研究の可能性を開くために」)、2010年にドイツで開かれた第2回(「異文化交流と文化横断的な流れ:マンガ/コミックス」)につづく3回目の国際会議。ジャクリーヌ・ベルント氏(京都精華大学教授)が中心となって毎年開催している。

今年はKOMACONのある富川市で、富川大学と韓国漫画映像振興院・漫画ミュージアムホールの2会場を使って開催された。

テーマの「マンガの社会性—経済主義を超えて—」にそって各国の研究者が発表をおこなっているが、「社会性」という言葉はかなりひろい意味でとらえられており、それぞれの論題は多様である。

そのなかで、金東範「漫画と地域作家」(Manhwa and local artists)や任鶴淳「韓国漫画博物館の未来のために何を準備するべきか?」(What is necessary for the future of manhwa/manga museums?)は、KOMACONの活動内容や組織構成を知るうえでとても興味深い内容となっている。

なお、京都で開かれた第1回については、この会議をもとにして作られた論集がダウンロードできる。ドイツでの第2回については、ジャクリーヌ・ベルント氏による会議レポートが公表されている。

第3回国際学術会議「マンガの社会性—経済主義を超えて—」

http://imrc.jp/lecture/2011/10/3.html