ath1a.jpg

展覧会概要

 2017年2月17日(金)から6月4日(日)まで、21_21 DESIGN SIGHTにて、企画展「アスリート展」が開催される。

 本展覧会は、映像、写真、インスタレーション、体感型の展示といった、多様なアプローチで、アスリートの超人的パフォーマンスの秘密にせまる。ダイナミックな運動の視覚表象や、心身を制御するトレーニング、戦術にかかわるデータ解析の先端技術、機能拡張の道具としてのスポーツギアなど、アスリートの究極的なパフォーマンスをつくりあげている諸要素を様々なメディアによって多角的に体感させてくれる本展覧会は、ひるがえって私たち自身の身体や思考や環境のあいだに日頃から潜んでいる繊細な関係性にもまた気づかせてくれるに違いない。

 展覧会ディレクターは、自身のトップアスリートとしての経験をふまえて幅広い活動を展開している為末 大、デザインエンジニアの緒方壽人、研究者/映像作家の菅 俊一、の3名が務める。展覧会には多岐にわたる作家、企業、団体機関が参加し、展示に加えてトークやワークショップなどの関連プログラムも多数開催される。

プログラム

 展示は、アスリートの多様な側面にデザインの視点でアプローチする、複数のテーマで構成される。

 たとえば、〈アスリートのダイナミズム〉では、モーションキャプチャを用いたアスリートの鼓動の映像化をはじめ、身体やメンタルや環境といった様々な要素が視覚化される。あるいは、〈驚異の部屋〉では、様々な競技の最高記録にみることができるアスリートの超人的なスケールが、プロジェクション映像やインスタレーションによって表現される。

ath2.jpg
「アスリートダイナミズム」 Takram/技術協力:高橋啓治郎

ath3.jpg
「驚異の部屋」(イメージ)

〈身体トレーニング〉では、アスリートが身体を知覚し運動を制御する様子を、擬似トレーニングをつうじて体感することができる。また、〈メンタルトレーニング〉では、時間との対峙や、極度の集中状態におけるプレッシャー、マインドの制御など、アスリートの内面的な要素が主題となる。

ath4.jpg
「Analogy Learning」 稲本 伸司/構成:菅 俊一、映像:Getty Images

〈アスリートの写真〉では、写真作品や報道写真によって、アスリートの身体的特徴や動きの一瞬にせまる。

ath5.jpg
「報道写真の視点」 Adam Pretty(Getty Images)

ath6.jpg
「Ironman Champion Chrissie Wellington Human Body Study 1213」 Howard Schatz (Photograph by Howard Schatz from Schatz Images: 25 Years (Glitterati, Inc. 2015))

さらに、〈身体拡張の道具〉では、アスリートの拡張機能という観点から、スポーツギアに焦点があてられる。また、〈戦術における技術進化〉では、現代のチーム・スポーツには不可欠となっている、戦術をたてるための先端技術を体感できる作品が展示される。

ath7.jpg
「Xiborg: 義足 / Genesis」 株式会社Xiborg

ath8.jpg
「身体拡張のギア」株式会社オーエックスエンジニアリング

ath9.jpg
「Match Insights」 SAPジャパン株式会社

 
 

 会期中には、トークやワークショップなどの、関連プログラムも開催される。本展覧会のディレクターである、為末 大、緒方壽人、菅 俊一によるオープニングトーク「アスリートの哲学」(2017年2月25日(土)14:00〜16:00)をはじめとした関連プログラムについては、公式ウェブサイト(http://www.2121designsight.jp/program/athlete/)に詳細が掲載されている。

開催概要

会期:2017年2月17日(金)〜6月4日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT
休館日:火曜日(5月2日は特別開館)
開館時間:10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
*15名以上は各料金から200円引
*障害者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名は無料
その他各種割引についてはご利用案内をご覧ください
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援:文化庁、スポーツ庁、経済産業省、港区教育委員会
協力:アシックススポーツ工学研究所、キヤノン株式会社、キャノンマーケティングジャパン株式会社、ゲッティイメージズジャパン株式会社、独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
展覧会ディレクター:為末 大、緒方壽人、菅 俊一
企画協力:加藤孝司、村松 亮
会場構成:工藤桃子+高橋真人
展覧会グラフィック:古屋貴広(Werkbund)
学術協力:加藤貴昭(慶應義塾大学)
参加作家:稲本伸司、imaginative inc.、大原大次郎、岡本菜穂(SIRI SIRI)、岡本憲昭、奥田透也、角田陽太、菊地絢女、groovisions、ハワード・シャッツ、SHUKYU+Gottingham、高橋啓治郎、Takram、時里 充、アダム・プリティ(Getty Images)、星野泰宏、細金卓矢、劉 功眞(LIUKOBO)、LENS(岡田憲一、冷水久仁江)、渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
参加企業:株式会社アシックス、アメア スポーツ ジャパン株式会社、SAPジャパン株式会社、株式会社オーエックスエンジニアリング、株式会社ゴールドウィン、株式会社Xiborg、株式会社テック技販、ブリヂストンサイクル株式会社、ミズノ株式会社、山本光学株式会社、他
公式ウェブサイト:http://www.2121designsight.jp/program/athlete/