カナダ・マンガ学会(Canadian Society for the Study of Comics / Société canadienne pour l’étude de la bande dessinée、略称CSSC / SCEBD)は、2010年に設立された比較的新しい団体だ。カナダ国内におけるマンガ研究者間のみならず、国外との研究者ともネットワークを形成し、カナダにおけるマンガ研究を推進することを目的として結成された。

このカナダ・マンガ学会が、2015年5月7日から8日にかけてトロントで開催される年次総会の発表者を募集している。これは2014年度に引き続き、トロント・コミック・アーツ・フェスティバル(Toronto Comic Arts Festival、略称TCAF)の開催に合わせて開かれるもの。

TCAFの第1回目が開催されたのは2003年のこと。それから年々順調に参加者を増やし、2014年度は約2万2千人を集めた。2009年度からはトロント・レファレンス図書館(Toronto Reference Library)を会場にしている。当然のことながら2015年度のプログラムはまだ発表されていないが、2014年度は5月9日と10日の二日間にわたって開催され、日本からもマンガ家の安野モヨコ氏や、えすとえむ氏などが招待作家として参加している。

2014年度のTCAFに合わせて開催されたカナダ・マンガ学会の年次総会シンポジウムでは、アメリカの女性マンガ研究家として著名なトリナ・ロビンス氏が基調講演を行い、プログラム(PDF)によれば「帝国と戦争」「ヴィジュアル・ランゲージ」「未来へのノスタルジー」など、様々なパネルが用意されていた。

2015年度の年次総会では、テーマのひとつとして「この20年におけるマンガ研究・批評の進展」が扱われる予定とのこと。発表要旨の応募締め切りは2014年12月5日まで。詳しくはリンク先を見てほしい。

カナダ・マンガ学会が発表原稿を募集
http://www.comics-scholars.com/ – conference