ドワンゴはユーザー参加型のゲームイベント、「闘会議2017」を2月11日(土)〜12日(日)にかけて幕張メッセにて開催した。

 闘会議とは、デジタルからアナログまで古今東西のゲームが集まる、日本最大級の”ユーザー参加型”ゲームイベントで、2015年に初開催された。

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「闘会議2017」会場の様子

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「闘会議2017」会場の様子

●ユーザー参加型企画に徹底してこだわり、毎年恒例のイベントに定着した感のある「闘会議」

 「闘会議」は2015年に第1回目が開催され、今年で3回目となる。各コーナーのステージには、芸能人やゲームのキャラクターを演じた声優などのゲストだけでなく、「ニコニコ動画」で人気を集めるゲーム実況者が数多く出演するのが特徴である。来場者は、普段はネット上でしか見ることのできないゲーム実況者と、会場内で一体になってイベントを楽しめるのが本イベントの最も大きな魅力のひとつとなっている。

第1回から一番人気となっている「ゲーム実況者エリア」では、来場者がゲーム実況を体験できるコーナーが新たに設置された。来場者全員が赤・青の2チームに分かれ、会場内に出展されたゲームやイベントの結果に応じてもらえる得点で勝敗を競う遊びが楽しめたり、ユーザー自身が出展者となって自由に運営する「まるなげ広場」や、開発者が会場内でゲームを作る企画を実現させた、「自作・インディーゲームエリア」ブースがあるのも本イベントならではの特徴だ。

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会場内には、ゲーム実況の体験コーナーなど来場者が楽しめる仕掛けがあちこちに用意されている。

実力ナンバーワンプレイヤーを決定する各種ゲーム大会が行われるのも、第1日目の「闘会議」の見どころのひとつである。「大会エリア」や「闘会議GPバトルアリーナ」のステージでは、一般社団法人e-sports促進機構などが主催する賞金制ゲーム大会が終日行われていた。また、任天堂の人気ゲーム「スプラトゥーン」の実力日本一プレイヤー決定戦「第2回スプラトゥーン甲子園」は、荷台に対戦ブースを搭載し、ゲームに登場するキャラクターデコレーションしたトラック「イカス号」を使用して大会を行っていた。

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ゲーム大会の様子。「闘会議」の特別協賛企業である、任天堂の人気ゲームを使用したゲーム大会「スプラトゥーン甲子園」は昨年に続き2度目の開催となった。

昨年に配信された直後から世界的に人気を集めたスマホ用ARゲーム「Pokémon GO」ブースや、その原型となったスマホ用ゲーム「Ingress」のイベントが体験できるバスが出展されるなど、流行をいち早く取り入れたブースも新たに登場。また、これとは対照的に1980〜90年代に登場した、懐かしのゲームが遊べるレトロゲームエリアや、麻雀・花札やポーカー、「人狼」などが遊べるアナログゲームエリアも例年どおり用意されていた。

ほかにも、コスプレアイテムを無料で貸し出すコスプレエリア、ゲームミュージックのライブを行うゲーム音楽ステージなども例年どおり登場し、またフードコートではゲームとのコラボメニューや、「みんなでつくるワロタおばさんのシチュー」と名付けられた、ネット視聴からの差し入れによってどんどん味が変わっていくメニューを販売するなど、飲食にいたるまで徹底してユーザー参加型を志向するイベントとなっていた。

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「Pokémon GO」ブースではピカチュウの着ぐるみが登場し、来場者と気軽に記念撮影に応じていた。

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「闘会議」の名物コーナーとも言える、懐かしのゲームが遊べるレトロゲームエリアとアナログゲームエリア。

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ゲームだけでなく、物販・飲食コーナーでもユーザー参加型イベントを企画していたのも「闘会議」ならではのユニークなところだ。

●「Nintendo Switch体験エリア」も盛況

 過去2回の「闘会議」にはない、今回だけの目玉コーナーとなったのが、3月3日に発売となった任天堂の新型家庭用ゲーム機、Nintendo Switchのゲームがいち早く遊べる体験エリアだ。同社は「闘会議」に先駆け、今年の1月にNintendo Switchの体験会を都内で開催したが、第1回目の「闘会議」から特別協賛企業として名を連ねていることもあり、本イベントにおいても自社ブースの出展を実施した。

体験エリア内には、同社を代表する人気シリーズの最新作、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」、対戦アクションゲーム「ARMS」、プレイヤー同士が向かい合いながら遊べる、さまざまなミニゲームが用意された「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」の3タイトルが出展されていた。またエリア内に設けられたステージでは、ゲーム実況者やタレントによるデモンストレーションも行われるなど、終日たいへんなにぎわいを見せていた。

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「Nintendo Switch体験エリア」の様子。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」「ARMS」「1-2-Switch」の3タイトルが出展された。

●アーケードゲームの展示イベント「ジャパン アミューズメント エキスポ」と初の合同開催、「JAEPO×闘会議2017」を実現

 既報のとおり、今年から「闘会議」は一般社団法人 日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)などが主催するアーケードゲームの展示イベント、「ジャパン アミューズメント エキスポ(JAEPO)2017」と初の合同開催(※合同開催の名称は「JAEPO×闘会議」)を実現させたことも、大きなトピックのひとつであった。

 来場者が双方の会場内を自由に移動できるようになった結果、「JAEPO」側の来場者は大幅に増加した。主催者発表によると、来場者の合計は6万8549人(※「JAEPO 2017」開催初日のビジネスデイは7127人)であり、昨年度が1万7053人であったことから、単純計算で前年比の約4倍となり、「JAEPO」側から見れば大きな宣伝機会が得られることとなった。

 「JAEPO」の特設ステージにおいては、各種アーケード用音楽ゲームの実力ナンバーワン決定戦「天下一音ゲ祭」や、メダルゲーム使用した「天下一メダゲ祭り」などのイベントが開催されていた。しかしその一方、筆者が見た限りでは「闘会議」側と連動したイベントや目立った仕掛けなどは特に行われておらず、「JAEPO」自体の開催内容は例年どおりの内容であった。合同開催ならではのスケールメリットを生かした、来場者が双方をまたいで楽しめる仕掛けや各種サービスが十分に用意できていなかった点については、次回以降の課題となったのではないだろうか。

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「JAEPO 2017」の会場の様子。最新アーケードゲームやプライズ(景品)の展示、特設ステージでのゲーム大会など、開催内容は例年どおりだった。

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今年の「JAEPO」側で多くの来場者の注目を集めていたのは、VRゲームおよびコンテンツであった(※写真はバンダイナムコエンターテインメントブースのVRコンテンツ体験コーナーと、コーエーテクモウェーブブースに出展されたVRコンテンツ体感筐体の「VR SENSE」)。

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