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現在の日本では、社会的関心の高まりによって、学部・大学院レベルでマンガ・アニメーションに関する論文が書かれる(もしくはそのことに興味がもたれる)機会が増えてきています。
しかしそれら研究の現状は、必ずしもアカデミズムによるものだけでなく、ポジショニングやバックグラウンドの異なるさまざまな論者が混在する「混沌(カオス)」な状況にあるため、マンガ・アニメーション研究のプロパーでない者にとっては非常に分かりづらいものとなっているのではないでしょうか。
今回のプロジェクトでは、今後の研究の発展のためにもそれぞれの研究状況を整理し、マンガ・アニメーション研究を志す若き初学者たちにとっての道しるべとなるように、是非知っておいてもらいたい国内外の研究者や評論家、書籍の推薦リストを作成しました。
本トークでは、プロジェクトに関わる5名の研究者による成果発表の他、今後「3次元マップ」によって両研究分野の状況を可視化していく計画など、将来の展望についても熱く議論します。

日時:2月17日(日曜日) 11:00〜12:30(開場10:30)
場所:六本木ヒルズ hills café/SPACE
定員:40名

■プログラム

1. プロジェクト紹介
2. 両分野成果発表
3. 今後の「3次元マップ」化に向けて

■登壇者

●スピーカー

キム・ジュニアン(日本国際交流基金日本研究フェローシップ/東京造形大学客員研究員)
杉本バウエンス・ジェシカ(京都精華大学国際マンガ研究センター研究員PD)
土居伸彰(日本学術振興会特別研究員/日本アニメーション学会理事)
西原麻里(同志社大学社会学部嘱託講師)

●モデレーター

ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学マンガ学部教授/マンガ研究科長)

出演者プロフィール 敬称略・50音順

スピーカー:

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キム・ジュニアン(金俊壌)
アニメーション研究者、評論家。専門は工学、美学、哲学、日本研究。著書に『イメージの帝国、日本列島上のアニメーション』など。『アニメーションの事典』(朝倉書店)に執筆者として参加。現在、学術誌『Animation: An Interdisciplinary Journal』(Sage)のアソシエート・エディター(アジア担当)。日本アニメーション学会理事及び機関誌編集委員会委員長、ソウル大学日本研究所客員研究員。日本国際交流基金の日本研究フェローシップで東京造形大学に在籍中。

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杉本バウエンス・ジェシカ
1972年ベルギー、フランダース生。1997年に来日。2007年に大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。現在は京都精華大学国際マンガ研究センター(IMRC)研究員、関西学院大学国際学部・龍谷大学国際文化学部非常勤講師。研究テーマはメディア論、ポピュラーカルチャー、ジェンダー論、グローバル腐女子文化など。

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土居伸彰
1981年東京生まれ。アニメーション研究・評論。日本学術振興会特別研究員、東京造形大学非常勤講師。ユーリー・ノルシュテイン作品を中心とした世界の非商業系短編アニメーションに関する歴史・理論研究と並行して、世界中の優れた短編アニメーションを紹介する活動も積極的に行っている。編著に『ドン・ハーツフェルト』(CALF、2012年)、共著に加藤幹郎編著『アニメーションの映画学』(臨川書店、2009年)、訳書にクリス・ロビンソン『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』(太郎次郎社エディタス、2009年)など。

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西原麻里
1984年生まれ。2011年に同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士後期課程退学。2013年に博士号(メディア学)取得予定。現在、同志社大学社会学部嘱託講師、京都女子大学発達教育学部など非常勤講師。専門はメディア研究、マンガなどポピュラーカルチャー研究。
主な著作は「マスメディアが映し出す〈やおい〉の姿――言説分析による」(『論叢クィア』Vol.3、2010年)、「女性向け男性同性愛マンガの表現史――1970年から2000年まで」(同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士学位請求論文、2012年)など。

モデレーター:

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ジャクリーヌ・ベルント
1963年ドイツ生まれ。1991年に博士号取得後来日、立命館大学と横浜国立大学の専任教員を経て、2009年度以来京都精華大学マンガ学部教授へ。現在、マンガ研究科長をも勤める。芸術学および比較文化論の視点からマンガ研究に携わる。
主な出版物:『マン美研』醍醐書房、2002年、(編)『世界のコミックスとコミックスの世界』2010年(http://imrc.jp/lecture/2009/12/comics-in-the-world.html)、(編・共著)特集「漫画とマンガ、そして芸術」(『美術フォーラム21』24号)

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