日本アニメーションガイド ロボットアニメ編<第3弾>

2015年4月3日更新

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本事業では、「日本アニメーションガイド:ロボットアニメ編」と題して、世代を超えて幅広い層に親しまれ、世界的に影響をあたえた日本を代表する文化であるロボットアニメについて、社会的背景や文化的側面を包含した文化史の整理を進めており、調査の結果は報告書にまとめ、WEBサイトで公開しています。

※日本アニメーションガイド ロボットアニメ編 調査報告書(日・英)はこちら

 日本アニメーションガイド ロボットアニメ編<第2弾>(高橋良輔監督インタビュー)は

 こちらをご覧ください。

本調査の第三弾では、メディア芸術ライブラリーカフェのトークセッションとして2013年2月20日に開催された『ロボットアニメの発展と文化的意義』の内容を編集・公開いたします。

TVへの進出を契機に発展した国産アニメーションは、科学技術力を中心とした高度成長期の社会背景、輸入によるSF文化の影響など、産業・文化の両側面の影響を強く受けつつ発展しました。特にガンダムシリーズに代表される「ロボットアニメ」は多くのオリジナル作品を生み出し、世代を超えて幅広い層に親しまれ、世界的に影響をあたえた日本を代表する文化となりました。

本セッションは、制作の当事者であるメカニカルデザイナーや企画者とロボットアニメを総覧するゲームプロデューサー、歴史を概観するアニメ評論家が一同に会し、ロボットアニメーションに集約される日本独自のアニメ文化、その意義を語って頂いたものです。

ゲストスピーカー 大河原邦男(メカニカルデザイナ-)
寺田貴信(ゲームプロデューサー)

スピーカー 井上幸一(株式会社サンライズ文化推進室 室長)
氷川竜介(アニメ評論家)

■一括版(34ページ) ダウンロード(380KB)※2014/10/15更新版

本報告書は、文化庁の委託業務として、森ビル株式会社が実施した平成25年度「メディア芸術情報拠点・コ ンソーシアム構築事業」の成果をとりまとめたものであり、第三者による著作物が含まれています。

転載複製等に関する問い合わせは、文化庁にご連絡ください。

<プロフィール>

大河原 邦男 (メカニカルデザイナー)

大手アパレル会社勤務を経て、1972 年にタツノコプロの美術課に入社。

『科学忍者隊ガッチャマン』よりメカデザインの担当となり、『破裏拳ポリマー』『宇宙の騎士テッカマン』『ゴワッパー5 ゴーダム』等の作品を担当。1976 年にはタツノコプロを退社し、中村光毅と共に”デザインオフィス メカマン”を設立し『タイムボカン』シリーズ等、数多くの作品を手掛ける。1978 年よりフリーとなり、『無敵鋼人ダイターン3』『機動戦士ガンダム」などの大ヒットでその名を広め”メカニックデザイナー”という職種を広く認知させた。その後も『装甲騎兵ボトムズ』や『勇者』シリーズなど、幅広いアニメーション作品でメカデザインを担当する一方、イラストや立体の造形などばかりか、玩具などをはじめとする様々な商品の開発に係わるなど、幅広い分野に活動を展開。メカニカルデザイナーのパイオニアとして活躍を続けている。

寺田 貴信 (ゲームプロデューサー)

1969 年11 月11 日生まれ、京都府出身。関西学院大学社会学部卒。 (株)B.B.スタジオ取締役。スーパーロボット大戦シリーズのチーフ・プロデューサー。最新作は最新作は『第3 次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』。

氷川 竜介(アニメ評論家)

1958年、兵庫県生まれ。東京工業大学工学部電気電子工学科卒業。在学中からアニメ特撮専門のマスコミで、雑誌編集、音楽アルバム構成、執筆などの活動を行なう。IT系企業での技術者・管理職経験を経て文筆業で独立。雑誌やビデオソフト、Webなど各メディアに多角的な解説文を提供。文化庁メディア芸術祭審査委員(第14〜16回)、毎日映画コンクール審査委員(第67回〜)、池袋コミュニティ・カレッジ講師、明治大学大学院客員教授(平成26年度より)を務めるなど多方面で活躍中。著書に『20年目のザンボット3』(太田出版、1997)、『アキラ・アーカイヴ』(講談社、2002)など。

井上 幸一(株式会社サンライズ 文化推進室)

1960年産まれ、山形県出身。

玩具メーカーを経て、1981年、株式会社日本サンライズ(現・株式会社サンライズ)に入社。

「太陽の牙ダグラム」から始まり、80年代から90年代中盤までのサンライズ作品で、企画””文芸””設定制作”などを担当。95年サンライズのデジタル部門「D.I.D.」を立上げ、初代室長に就任。同時に「サンライズステーション」(旧ニフティーサーブ内)を設立、初代シスオペも務める。「機動戦士ガンダム MS IGLOO」などのCG作品のプロデューサーを務める一方、近年では、ハンドメイドの二足歩行ロボットを通して、新たな科学技術開発者の育成を目指す「ROBO-ONE」の公式審査員なども担当。2013年春より企画室文化推進課課長として、アニメーション文化の価値の向上と普及に努めている。