2011年11月12日、東京藝術大学上野キャンパスにて、第2回映像メディア学サミット「LOOP-02 − マンガ・アニメの映像メディア的再考 なぜマンガ・アニメは面白いのか」が開催される。東京藝術大学大学院映像研究科主催のこのシンポジウムは、2010年3月に開催された第1回「LOOP-01 −予見あるいは未見のこと」に続くものである。今回は、日本の戦後におけるマンガとアニメーションの変遷を、「少女」「ロボット」「サイボーグ」「アンドロイド」といったキーワードをもとに振り返る。

第1部「竹宮惠子《少女まんが》の想像力」では、漫画家で京都精華大学マンガ学部長の竹宮惠子氏が出演し、戦後の少女漫画をめぐる状況が再考される(モデレーターは同大学映像研究科メディア映像専攻教授の桂英史氏)。

第2部「アニメーションと日本の戦後社会」では、映画監督の押井守氏と韓国のアニメーション研究者キム・ジュニアン氏がパネリストとして出演し、日本のアニメーションにおける「ロボット」「サイボーグ」「アンドロイド」に関する考察を通じて、日本社会の未来像について議論が交わされる(聞き手は同大学映像研究科アニメーション専攻教授の岡本美津子氏)。

今回の出演者のキム・ジュニアン氏は、小野耕世著『世界のアニメーション作家たち』(人文書院、2006年)の韓国語への翻訳者であり、自身も日本アニメーションに関する著作がある(『イメージの帝国、日本列島上のアニメーション』(이미지의 제국 – 일본 열도 위의 애니메이션、未邦訳、ハンナレ出版社、2006年)。海外のアニメーション研究において、押井守氏は(とりわけ『攻殻機動隊』『イノセンス』といった作品によって)頻繁に議論の対象となっているが、キム氏は国際的な学術誌「Animation: An Interdisciplinary Journal」のエディターの一人であり、最新の知見をふまえた切り込みが期待される。

現在シンポジウムは定員に達したため参加受付を終了しているが、11月5日(土)正午からキャンセルの状況によって再募集が行われる可能性もある。また、当日はUstreamでの中継がおこなわれる予定。

第2回 映像メディア学サミット LOOP-02

http://www.fnm.geidai.ac.jp/loop/