2013年10月12日、学習院大学で「マンガのアルケオロジー 視覚的な物語文化の系譜」と題されたシンポジウムが開催される。

主催するのは、学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻。身体表象文化学専攻では、▽舞台芸術▽映像芸術▽マンガ・アニメーション▽身体表象文化論▽身体表象文化史という5分野を柱に据えている。なかでも、夏目房之介氏を中心とした学習院大学のマンガ・アニメーション研究は、関東における重要な研究拠点のひとつだ。

今回のシンポジウムでは、明星大学の山本陽子教授をゲストに迎え、視覚的物語文化のひとつとしてマンガを捉え直し、より長い歴史スパンからマンガ史を再考することを目指す。

山本氏は以前から日本の絵巻とマンガに関する論文を発表しており、それらをまとめた『絵巻の図像学——「絵そらごと」の表現と発想』(2012年、勉誠出版)が昨年出版されている。

さらに、我が国のマンガに大きな影響を与えている海外の視覚的物語文化について、学習院大学の非常勤講師も務める佐々木果氏(ササキバラ・ゴウ氏)が講演を行う予定。

また、学習院大学は2013年度から川崎市市民ミュージアムとの共同研究プロジェクトを発足させており、その報告を筆者が行う。

シンポジウム冒頭では、夏目氏が「マンガ史再考のために」と題された基調講演を行う。そして第2部として、第1部の発表者4名に明治大学准教授の宮本大人氏を加えたメンバーでの討論も行われる。

なお、今回のシンポジウムは2回連続シリーズの第1回として位置づけられており、まだ詳細は発表されていないが、2回目は文化庁の主催で、2014年1月26日に「マンガのアルケオロジー2 マンガ研究とアーカイブ」というタイトルで開催される予定。

「マンガのアルケオロジー 視覚的な物語文化の系譜」

http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/cult/news/fiscal_2013_index.html – a000044